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毎日、料理を楽しむキッチン。アイランドキッチンやおしゃれなカフェ風キッチンに憧れることもあるでしょう。

 

しかし、憧れたリフォームとは裏腹に、失敗してしまうことも実は多いです。そこでこの記事では、失敗から学べる「使い勝手」の良いリフォームについて解説していきます。

 

キッチンリフォームについて

ひと口にリフォームといっても、キッチンには「部分リフォーム」「システムキッチンの交換」「レイアウトの変更」に分けることができます。

 

部分リフォーム

キッチンのリフォームを考えるのは、設備の不具合や故障が関係することも多いです。部分的に手を加えるので、費用を抑えられるというメリットもあります。

 

劣化による不具合や故障につながる前に手を加えるので、古いキッチンにありがちな水漏れトラブルを防ぐこともできます。

 

具体的には、シンクや蛇口の交換、配管の交換、コンロからIHクッキングヒーターへの交換、床や壁紙クロスの張り替えリフォームなどです。

 

不具合というならば、キャビネットの塗装や取っ手の取り付けなどがあります。古いキッチンの一部をアップグレードしたい場合にもおすすめです。

 

システムキッチンの交換

古いキッチンユニットを入れ替えるリフォーム。（シンク、カウンタートップ、コンロ、キャビネットというように一体化されたキッチンユニットをシステムキッチンといいます。）

 

キッチン全体を一新したい場合や、機能とデザインをアップデートしたい場合に施すリフォームです。

 

レイアウト変更

レイアウト変更は、キッチンの配置や間取りを変更するリフォームのこと。たとえば、壁を取り払ってオープンキッチンにしたり、キッチンを部屋の中央へと移動させるアイランドキッチンなどです。

 

このリフォームは、スペースを最適化でき、家事動線の効率化をはかることができるため人気のある施工です。

 

失敗しやすいリフォーム

適したリフォームが分かったとしても、失敗することもあります。よくありがちな失敗についてまとめてみました。

 

スペースが狭くなり、家事動線が悪くなる

キッチンリフォームで良くある失敗のひとつです。無計画にレイアウトを変更したり、流行りだからと何も考えずにシステムキッチンに変更したことでスペースが狭くなり、キッチンでの家事動線が悪くなってしまうことがあります。

 

この場合には、シンクとコンロ、そして冷蔵庫の中心点を結んだ「ワークトライアングル」で考えてみるのがポイント。スペースも家事動線にも余裕が生まれやすくなります。

 

ニオイが充満

キッチンには換気扇が必要ですが、リビングやダイニングなどほかの部屋にニオイが充満することも多いです。さらに、調理で発生する煙、油、ニオイは家具やクロスなどにも付着し、汚れやすくなります。

 

特にオープンキッチンの場合には換気機能は重要です。リフォームをする際には、設計の段階で十分な打ち合わせを行い、換気システムが機能する設計を取り入れるようにしましょう。

 

収納力

新築内装ではなくリフォームなので、収納力が足りなくなることは考えにくいです。しかし、リフォーム前のキッチンなら十分機能していた収納スペースでも、新しく購入したキッチン家電やカップボードなどによって圧迫され、使い勝手が悪くなってしまうこともあります。

 

リフォーム後、さまざまなものが増えることも計算に入れなければなりません。さらに、出し入れがしやすいか（取り出しやすいか）、ここもポイントです。せっかく収納スペースがあるのにムダになることも。

 

十分な収納量であっても使い勝手まで考慮しておくことをおすすめします。

 

おわりに

リフォームする場合には、現状の問題点を解決させることを前提に、使い勝手を考えると満足しやすくなります。ぜひ、参考にしてみてください。